本ページでは、不動産投資で年間500万円のキャッシュフローを実現するために必要な投資内容とはどんなものか、具体的な例を挙げながら紹介していこう。
年間500万円というキャッシュフローは、ある意味当然で言うまでもないことだが、年間100万円よりも規模の大きな投資が必要となる。
当然ながら自己資金もより多額を用意する必要があり、融資においてもより高いハードルをクリアしなければならない。
CF100万円を目指す不動産投資は一般的な収入のある会社員などでも行えましたが、CF500万円の投資は、そこまで門戸は広くない。
以下の例のような条件をクリアできる人が、参画できる投資ということになる。では一例として、キャッシュフロー年間500万円を実現するためには、どのような物件を選ぶ必要があるのか見ていこう。
物件の種類・戸数 | アパート3棟 |
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物件価格 | 2億5000万円(プラス諸費用2000万円) |
表面利回り | 9% |
金融機関による融資 | 2億5000万円 |
利率 | 3% |
※満室経営での算出
率直に言うと、キャッシュフロー500万の不動産投資は上記の通り、2000万円の自己資金と、2億5000万円の融資を受けられる属性が必要ということになる。
ちなみにこれは、物件価格の8%を仲介手数料、火災保険料、司法書士の登記費用、登録免許税、不動産取得税などの諸費用として想定し、その金額分を自己資金として用意した場合のシュミレーション。
その上で、収支を見てみよう。2億5000万円で利回り9%として計算すると、年間の家賃収入は2250万円となる計算だ。
返済額は2億5000万円を期間20年、利率3%で借りることができたと仮定すると、年間の返済額は1660万円の計算。2250万円-1660万円で、590万円のキャッシュフローということになる。
どうですか?あくまで単純計算の一例だが、年間500万円のキャッシュフロー達成には、相応の資金と融資実現が可能になる属性が必要ということになる。
もちろん実際には、空室の発生や建物の修繕、諸費用分を考慮した複雑な計算が必要となり、注意が必要だ。あくまでも目安の例として考えてほしい。